バイクのキャブレターについて

キャブレーター

キャブレターの役目

キャブレターとは、キャブとも略されるバイクのパワーユニット系のパーツです。
ガソリンを霧状にして燃えやすい状態にして空気と混ぜる役目を果たしています。

4ストローク車のほとんどのモデルは負圧を用いてこの作業をしており、2ストロークのものは少し構造が異なります。
負圧というのは、空気の流れによって生まれる力のことです。
キャブレターの中を空気が通ると、ガソリンを吸い上げる力とガソリンを霧状にする力が発生することでガソリンが燃えてエンジンは動いています。

最近はガソリンの噴射についてはコンピューター制御によってできるフューエルインジェクションという装置も出てきています。
このシステムは走行中の様々な状況に応じて最適なガソリン量を自動的に計算して噴射をするということもできます。

キャブレターを洗浄する

キャブレターは汚れが出てくるとガソリンをきちんと霧状にすることができなくなり燃費が落ちますし故障の原因にもなります。
そこで定期的な洗浄が必要です。

細かなパーツが多い場所であり、仕組みも細かいために分解洗浄するには苦労するものです。
特に、パーツを外した後でどこにどのパーツを入れれば良いか分からなくなることも多くあります。
そこで、パーツを外す前に携帯電話で写真を撮っておき分解した様子を記録しておくことが望ましいです。

道具選び

キャブレターの洗浄をするには、クリーナーを流し入れていきます。
この時、クリーナーは少し高額であってもお金をかけた方が無駄なトラブルを回避できます。

また、同様に工具についてもサイズの合ったものを使います。
少しサイズが違うけれど回せればネジが閉まるだろう、と思うと周囲のパーツを傷つけたりネジを潰したりする原因となります。