バイクのオイル交換を行うタイミング


バイクのオイル交換は季節が関係する

バイクにはオイルが使われていますが、走行を重ねる度に少しずつ劣化、消耗をしていきます。
オイルはバイクがスムーズに動くために使われていますが、摩擦やエンジンの燃焼によってオイルが影響を受けるのです。

そのためオイルは定期的に状態や残量を確認して、必要があれば交換をする必要があります。
オイルを交換せずにそのままバイクに乗り続けると、スムーズに走らなくなってしまったり、エンジンなどに大きなダメージを与えたりする可能性があります。
オイルは普段あまり気にしないため、つい忘れてしまいがちです。
しかし愛車にとって重要な役割のあるものということを理解しておきましょう。

オイルは基本的に劣化してきたタイミングで交換すると良いですが、実は交換する季節によってメリット・デメリットが変わります。
これを理解して自分の乗り方に合う時期に変えれば、よりオイルの性能を発揮しやすくなります。

もちろん季節が合わないからといって、消耗したオイルをずっとそのままにするのは良くありません。
少し前から余裕を持って点検をして、ベストなタイミングでオイル交換をしましょう。

冬に入る前に交換するメリットとデメリット

バイクのオイルが特に影響を受けやすい季節は、冬です。
冬は寒くなるため、オイルの粘性が高くなりやすいです。
オイルはバイクをスムーズに動くようにするためのものですが、オイル自体の粘度が高いと影響を受けやすいです。

冬の前にオイルを交換するメリットとしては、「エンジンの状態を保ちやすい」ということです。
劣化したオイルをエンジン内に長く溜めていると、オイルだけでなくエンジンやオイルのタンクまで劣化しやすくなります。

冬は寒いため、バイクに乗る機会も少なくなりがちです。
バイクにあまり乗らない間、ずっと品質の落ちたオイルをそのままにしておくのは、バイクにとってダメージが大きいと言えるでしょう。

また、冬が来る前にオイルを交換するデメリットは、「せっかく質の良いオイルに交換しても、バイクに乗る機会が少ない」ということです。
バイクに乗って調子が良いという実感は少ないかもしれませんが、愛車にとっては良いはずです。

冬が終わってからオイル交換をするメリットとデメリット

冬の後にオイルを交換するメリットは、上の逆です。
メリットは交換してすぐにバイクにたくさん乗れることであり、デメリットは「バイクに乗らない間、劣化したオイルをそのままにすることになる」ということです。
どちらにもメリット、デメリットはあるため、結局は思い立ったタイミングで交換しても大丈夫です。
いずれにしても、定期的に交換することは心がけると良いでしょう。