ハブダンパーが劣化すると起こること
ハブダンパーが劣化をするとスロットルの操作での反応が変わってきてしまいます。
どうしてもゴムなのでハブダンパーは走行距離が増えるにつれて劣化をするものです。
そこで定期的に状態を確認して必要に応じて交換をしなければなりません。
慣れれば自分で交換もできるようになります。
ハブダンパーの状態を確認する方法
状態を確認する作業の最初はリアホイール外しです。
チェーンガード、ブレーキキャリパーを取り外してチェーンアジャスターを緩めてリアスプロケット、リアホイール、ホイールカラーの順に取り外しをしていきます。
リアホイールが外せたらハブダンパーの点検です。
リアスプロケットを左右にゆすってガタがないか確認をします。
ガタついているのが明らかでリアスプロケットを簡単に引っ張り上げることができるようになっている場合にはハブダンパーは寿命です。
ハブダンパーの取り外し方
ハブダンパーを交換するには1時間ほどあれば十分です。
交換をするにはパーツクリーナー、ウエス、リアスタンド、グリス、ハブダンパーを用意します。
ハブダンパーの確認をするためにリアホイールを外したら、スプロケットを手前に引いてドリブンフランジの取り外しをしていきます。
簡単に取れる場合にはハブダンパーの摩耗はかなり激しいです。
抜くのに苦労する場合には左右にゆすって引き抜くとうまく引き抜けます。
すべてハブダンパーの取り外しが済んだら清掃です。
パーツクリーナーとウエスを使ってきれいにしてきます。
もしもドリブンフランジがアルミの場合にはシール外しドライバーと灯油、スコッチブライトを使っていくと汚れが落ちやすいです。
ただし塗装されている場合にはスコッチブライトは研磨作用で傷をつけてしまうことがあります。
塗装されている場合には中性洗剤と歯ブラシで汚れを落とすときれいになります。
ホイールを清掃する際には灯油が入らないようにテープで養生して作業をします。
アルミの場合には灯油やシール外しドライバーを使い、塗装されている場合には中性洗剤を歯ブラシを使って汚れを落とし最後にはパーツクリーナーで洗浄したら汚れの除去は完了です。
ハブダンパーの取り付けは油分が着かないように先にしっかりと手洗いをしておきます。
ハンドクリーナーを使うと油分が簡単に落とせて便利です。
取り付けの際にはドリブンフランジがハブダンパーにきちんと接触するように配置します。
間違えた形で取り付けるとホイールにドリブンフランジが直接触れるようになるのでホイールが壊れる可能性があり危険です。
直接接触している場合には金属音がでるのでわかります。
ドリブンフランジをゆすりつつ押し込んで取り付けると取り付けやすいです。
できるだけ密着するようにして押し込んで取り付けたらリアホイールを取り付けます。
最後にタイヤに油分がある場合には洗い流して完了です。