チェーンは張り具合を確認することが大切
バイクにはチェーンがありますが、日頃から走行していると、だんだんチェーンは緩んでくることがあります。
チェーンにたるみが見られるようになるとエンジンの動力が効率よく伝わりにくくなり、燃費の悪化や故障などのトラブルになることがあります。
また、場合によってはチェーンが切れてしまうこともあるため、定期的に点検しておくことが大切です。
チェーンで特に大切なのが、「張り具合」のチェックです。
チェーンが適度に張られているとエンジンのパワーがしっかりと伝わり、スムーズな走行と快適なライディングをしやすくなります。
たるみすぎは良くありませんが、逆にピンと張りすぎているのも実は問題です。
チェーンが強く張られていると、遊びがありません。
また、巻きつけられている力が強くなるため、摩擦による消耗も早まってしまいます。
人の人生にも同じようなことが言えますが、強いストレスを感じる緊張状態が長く続くと非常に疲れ、まさに消耗してしまいます。
適度な遊びがあることで、より良い人生になります。
バイクのチェーンにも、これが当てはまるのです。
チェーンのたるみは、車種によって適正な値がある
バイクはさまざまなモデルがあり、それぞれの車種によって適切なチェーンのたるみ具合は異なります。
最近販売されている多くのバイクは、20mmから25mmほどが、ほど良いたるみの長さです。
ただ、これはあくまでも目安であり、スポーツやネイキッド、アメリカンなど、バイクのタイプによっても変わってきます。
ベストなたるみの長さを確認する方法は、バイクのマニュアルを見ることです。
どれくらいの遊びにすれば良いか記載されているため、よく確認しておきましょう。
中古のバイクでマニュアルがもしない場合、バイクショップなどで専門知識のあるスタッフに確認するのをおすすめします。
「だいたいこれくらいかな」と感覚でたるみを決めてしまうと、間違っている場合があるため避けましょう。
チェーンのたるみ調節に必要なもの
チェーンのたるみを調節するには、まずはレンチが必要です。
これはチェーン部分のナットを回して、締めたり緩めたりするための道具です。
ホームセンターなどで購入できるため、前もって用意しておきましょう。
最近はネット通販でも手軽に購入することができますから、お店に行く時間がない場合は通販も便利です。
次に、張り具合を確認するための定規も必要です。
これはバイクだけに使えるものでなくても良く、長さを測れればそれで良いです。
以上の準備ができたら、レンチでナットを回してチェーンの長さを調節して、定規で測りましょう。
前もって確認しておいたたるみ長さにすれば完了です。