バッテリーのメンテナンス方法
バッテリー液が減っている場合にはバッテリー用の補充液や精製水を補充します。
液が減ったままの状態にしておくとバッテリーの寿命に影響が出るだけでなく爆発の可能性があり危険です。
ほかにも端子部分の確認もしていきます。
端子が緩んだり損傷したりしていないかの確認をして適切な状態に締めれば完了です。
端子が緩んでいると火花が飛んで破裂を起こすこともあります。
最後に充電状況の確認です。
エンジンのかかり具合がわるい場合には電圧を確認して充電の状態を調べます。
ジェネレーターやレギュレーターなどの車両側充電装置の確認も必要です。
バッテリーへの充電電圧が正常である場合には13.5ボルトから15ボルト程度の電圧ですが適正な電圧は車種によって違います。
万が一充電電圧が正常でないとバッテリーが上がる原因になるので必ずチェックするようにしましょう。
バッテリーを長持ちさせるコツ
バッテリーを長持ちさせるためには常に満充電状態に保つことが大切です。
長時間乗ることがほとんどという人はマイナス端子を外して自己放電を抑えておきましょう。
しばらくバイクに乗っていない場合にはバッテリーを充電してから乗るようにすると安心です。
なるべく日頃からこまめに乗るようにして充電不足の状態を作らないように心がけます。
急速充電はバッテリーに負担がかかりあまり良くありません。
充電する際には小さな電流でゆっくりと充電することが大切です。
エンジンのかかりが悪い場合には積極的にキックスタートを使うようにします。
特に余分な電気を必要とする1回目のエンジンスタートはキックスタートがおすすめです。
バッテリーと車両側充電装置はバランスが崩れるとすぐにバッテリーの寿命が来てしまいます。
そのためバッテリーだけでなく車両側充電装置の点検も忘れずに行うようにしましょう。
バッテリーを扱う際にやってはいけないこと
急速充電は便利ですがバッテリーにかなりの負担を与えます。
緊急時以外には普通充電を心がけましょう。
また急速充電を使わなくていいように日頃からバッテリーの状態を確認する習慣をつけておくことが望ましいです。
バイクに搭載したまま充電するのは避けましょう。
充電時のクリップがフレームに触れてしまうとショートの可能性があり危険です。
バッテリー液が減っているときには水を補充します。
間違えて電解液を補充すると硫酸の濃度が濃くなってしまいバッテリーの寿命を減らす原因です。
バッテリー液が減少しているときには中に入っている水だけが減っているので新たに補充するのは水だけにします。
搭載するバッテリーは車両メーカーが設計して設定したものがありますから指定外のサイズのものを搭載するのは危険です。
また交換するときにはきちんと作業手順を守るようにしましょう。