Snap-onの特徴について
Snap-onは、アメリカはウィスコンシン州に本拠を構える工具メーカーです。
ソケットレンチの発明メーカーとして名を挙げてから、特に自動車やバイクの整備用ツールの開発や製造で高いシェアを誇ってきました。
そのデザインや質の高さから高級工具メーカーとしての地位を確立していて、アメリカや日本はもちろんのこと、世界中で熱狂的なSnap-on愛好者がいます。
Snap-onは一般ユーザーだけでなく、自動車ディーラーでも標準工具として使用しているところが多いですし、レースの世界でも多くのチームが採用しています。
特にF1やMotoGPなどではたくさんのチームがSnap-onを使用しているため、レースを観戦する一般ユーザーにとっても憧れとなり、自分のバイクや自動車の整備のためにSnap-onを選ぶという現象が見られます。
日本においては、スナップオン・ツールズ株式会社という名称で東京都江東区に日本本社を構えています。
アメリカで製造されたツールを輸入販売すると共に、国内でも製造することがあります。
国内向けのサポート体制も構築していますので、Snap-onブランドの道具の点検や修理も行っています。
Snap-onが人気の理由とは
Snap-onが人気の理由としては、まずそのブランド力が大きいでしょう。
上記のように、テレビなどで観るレースでSnap-onのツールを多くのチームが使っているのを見ますし、映画などでもたびたび登場します。
Snap-onでワンセット揃えるというのは、多くの人の憧れとなっているわけです。
単に有名で多くの人が使っているからというだけでなく、やはり基本的な質が非常に高いというのも根強い人気を持つ理由となっています。
レンチやスパナなどは精度が高いので確実にナットなどを締めることができますし、しっかりと面で確保できるため小さな力で回せます。
こういった工具を使うと、作業ミスが少なくなるというメリットが生まれます。
Snap-onの歴史について
日本におけるSnap-on法人の設立は1989年ですが、アメリカにおける歴史は1920年にさかのぼります。
創業者がソケットレンチを発明して、新しいブランドとしてスナップオン・レンチ・カンパニーとして販売を始めたのが始まります。
革新的な使いやすさで、瞬く間にアメリカだけでなく世界中にソケットレンチとSnap-onの名が広まりました。
日本においても、特にレース界における普及がきっかけとなり、ライダーにも広がっていきます。
1967年には、日本においても輸入販売代理店による販売がスタートします。
1989年に本格的な日本進出ということで、日本法人が立ち上げられ現在に至るのです。