Ko-kenの特徴について
Ko-kenは、株式会社山下工業研究所が開発、製造している工具ブランドです。
幅広い製品のラインナップがあるのですが、特にソケットとソケットレンチについては非常に高い評価を受けていて、メーカーの主軸製品となっています。
日本国内はもちろんのこと、世界的に見てもKo-kenのソケットレンチはシェアが大きく、信頼度の高いブランドとして知られています。
かなり熱烈なファンがいるほど、Ko-kenの工具は他のメーカーのものとは異なる強みを持っています。
サイズや形状など、Ko-kenでしか見ないような特別な製品もあり、他では代えられないアイテムを揃えているのが特徴です。
そんなKo-kenの工具はかなり人気が高いものの、ホームセンターなどの一般的な店舗ではあまり見ることはありません。
どちらかというと、国内ではプロの整備作業者やコアなライダーなどが好んで購入する傾向があります。
また、一部のバイクショップなどで販売されているのを見ることができます。
一方でヨーロッパなどでは高級ツールメーカーとして有名で、一般のユーザーからの熱狂的な支持も集めています。
実際にKo-kenの販売動向を見てみると、国内が全体の30パーセント程度なのに対し、海外における売り上げは70パーセントを占めるまでになっています。
Ko-kenが人気の理由とは
Ko-kenが人気の理由は、ソケットレンチという非常に狭いジャンルにおいて、圧倒的なレベルの高さを見せているところにあります。
その精度の高さはもちろんのこと、力学を熟知した設計者による使いやすい道具の開発力が大きな力となっています。
実際にKo-kenのソケットレンチを使うと分かりますが、他の工具に比べて軽い力で回せます。
トルクを発生させるために面でナットをつかんで力を分散させることができる構造を取っているなど、細かな点まで考え抜いた道具作りの技術が関係しています。
また、Ko-kenしかない製品というのも多く存在するのも人気の理由です。
たとえば200mmオーバーの超特大サイズのレンチを販売するなど、他のメーカーでは揃えられないラインナップを持っています。
Ko-kenの歴史について
昭和21年に山下工業研究所を創業したのが始まりで、初期のころから自動車パーツを製造しており、優良なパーツ製造を行うメーカーとして通産省から認定を受けています。
その後も軍用機向けパーツや自衛隊向け工具の納入メーカーとして認定を受けるなど、信頼性の高い企業として歩んで言います。
昭和40年代になると海外への輸出を本格的に始め、世界的ブランドとしての歩みを始めます。
その後も重工業向けの工具を開発するなどして事業の幅を広げ、今日に至っています。