HAZET


HAZETの特徴について

HAZETは、ドイツ生まれのハンドツールをメインとするブランドです。
ソケットやレンチ、ドライバー、ラチェットハンドルなど、自動車やバイクのメンテナンスでよく使用される工具を製造していて、その高い精度と耐久性が大きな特徴となっています。

デザインはシンプルで無骨な感じがしますが、そこはドイツらしい堅実さが表れているブランドと言えるでしょう。
見た目の派手さはないものの、使いやすさや丈夫な作りは世界トップレベルの品質を誇ります。
どちらかというと重量が重めなハードユーズに合わせたツールの構成が多く、プロが好んで使うといったイメージがあります。

特にHAZETは、ヘックスソケットにおける評判が高いです。
いろいろな先端工具やラチェットといったハンドルツールとつなげて使えるもので、プロの作業者にとっては便利な道具として愛用されています。
日本ではHAZETがヘックスソケットの先駆者となっていて、ベテラン整備士の中にはヘックスソケットと言ったらHAZETと考える方が多いものです。

HAZETが人気の理由とは

HAZETが人気の理由の一つとして、明確なブランドイメージがあります。
ブランドカラーとしてさわやかなブルーを採用しており、多くの製品の持ち手やパッケージなどの配色をブルーにしているため、一目見ればHAZET製品だと分かるようになっています。
そのため、同じブランドでツールを揃えたいという方にとっては、デザインを統一できるのがメリットです。

シンプルではありますが、無駄のないフォルムで美しさを感じられるツールばかりです。
そのため、道具として使うことがない人が、お部屋のインテリアとしてHAZETツールを購入するケースさえあります。
こうした見た目の良さというのも、人気を集めている理由と言えるでしょう。

そして、長もちする道具という評判があるのも、世界中で多くの人に愛用され続けている理由でしょう。
ドイツ製品らしく剛健でしっかりとした作りですので、先端部分の摩耗も少ないですし、柄の折れなども起こりにくく、一度買ったらずっと使い続けられるという安心感があります。

HAZETの歴史について

HAZETの歴史は古く、創業は1868年にまでさかのぼります。
ドイツのルール地方は質の良い石炭が採れるところで、鉄鋼を製造する重工業として名高いところでした。
そのエリア周辺では、刃物や工具の有名メーカーが多く存在しています。
こうした恵まれた環境の中でHAZETが生まれ、豊富な経験やノウハウを武器に工具メーカーとしての実力を伸ばしていきます。

ニ度の世界大戦を経てからも、ツールメーカーとしての実力をヨーロッパを中心に見せつけます。
戦後には日本をはじめとする世界各国に積極的に進出し、HAZETブランドのファンを生み出してきました。