タイヤにホワイトレター


ホワイトレターとは?

バイクの楽しみの一つに、カスタムがあります。
バイクに詳しく、本格的なカスタムをできるライダーもいれば、ミラーを交換するといった簡単なカスタムで楽しむライダーもいます。

ごく簡単にできるカスタムの一つ、ホワイトレターというのは1970年代に流行したプチカスタムの手法で、タイヤの側面にある刻印やロゴを白いマーカーで着色するだけの簡単なものです。
バイクのパーツをいじる必要もなく、バイク初心者でも簡単にできますので、興味のある人は行ってみることをおすすめします。
中には「ホワイトリボン」といって、タイヤに帯状のラインをひいたホワイトレターもあります。

カスタマイズの方法

ホワイトレターに必要なのは、白いマーカーだけです。
マーカーには水性タイプと油性タイプがあり、水性タイプでもかなりきれいに発色します。
タイヤに汚れがついている状態だときれいに文字をなぞることができませんので、作業を始める前にタイヤをしっかりと洗いましょう。
泥やホコリはもちろんのこと、油分が付着していると色がしっかりと発色しないので、パーツクリーナーなどでタイヤを拭いておくことをおすすめします。
ゴム対応のパーツクリーナーをウエスに吹き付け、文字を白くしたい部分を丹念に拭きましょう。

タイヤをきれいにしたら、いよいよペイントです。
文字がはみ出さないように、ゆっくりと丁寧に作業をします。
文字の角の塗りにくい部分はタイヤにペンを押し付けてインクを出すようにするときれいに塗れます。

1回目は下塗り、その後10分ほど乾かしてから2回目のペイントを施します。
2回目できれいに仕上がらない場合には、3度塗りするといいでしょう。
ホワイトレターがあるとないとでは、バイクのおしゃれ度が全然違いますので、一味違うバイクを楽しみたいライダーはぜひやってみてください。
水性のマーカーの場合、塗ってから7〜8ヶ月するとホワイトレターが茶色い色に変色してきますので、そのときはもう一度上からなぞれば再び真っ白な文字を楽しむことができます。

ホワイトレターを塗るのにおすすめのマーカー

ホワイトレターを塗るのにおすすめなのは、三菱鉛筆の「ポスカ」です。
ポスカは不透明インクで、金属やガラスなど色々な素材に文字が書けるのが特徴です。
水性インクにもかかわらず、一度乾いてしまうと水に流れないので、ホワイトレターにはぴったりです。

ペン先の太さも「極細」から「細字丸芯」「中字丸芯」「太字角芯」「極太角芯」と多彩なバリエーションがあるので、塗りたい文字の大きさに合わせて選ぶことができます。
ポスカの他に、タイヤ専用のマーカーも各メーカーから発売されていますので、予算に合わせて選べます。
世界中のレースで使用されているタイヤレタリング専用塗料「タイヤペンV」もおすすめです。