バイクは自分で塗装できる
バイクに乗っているとどうしても傷がついたりフレームが腐敗したりしてしまうことがあります。
塗装をすれば目立たなくなりますが意外と塗装は大変な作業です。
バイクの塗装にもいくつか種類があります。
ただペンキを塗るだけの作業ではないので事前にきちんと作業内容を確認しておきましょう。
塗装前に必要な作業
バイクを塗装する前に研磨が必要です。
研磨をすることによって塗料がしっかりとバイクに付着してくれます。
この研磨作業が足つけといわれるものです。
研磨をすると金属の部分が出てきますが早く作業をしないとサビができる原因になってしまいます。
そこで足つけが終わったらすぐに次の作業に取り掛かるようにしましょう。
足つけの次は脱脂作業です。
脱脂が終わったらプラサフでしっかりと乾燥させて水で研磨をしていきます。
あまり作業をしすぎるとせっかくのプラサフがとれてしまうので加減をしながら作業するのがコツです。
最後に脱脂作業をして塗装面をきれいな状態にします。
ここまでの作業が終わったらやっと塗装です。
面倒な作業が多いですがどれも塗装の仕上がりをきれいにするために大切なものなので手を抜かず丁寧に行うようにしましょう。
フレームの塗装方法
バイクのパーツやカウルの塗装はかなり難しいですがフレームは初心者でも挑戦しやすい場所です。
あまり粗も目立たないので気軽にやってみましょう。
バイクフレームの塗装をするにあたっては最初に色を決めることが必要です。
色によって塗りやすさも違ってきます。
フレームを塗装するにあたっては最初にしっかりとフレームを洗って汚れを落とすことが大切です。
塗装しやすくするためにも周囲にあるパーツで外せるものは外しておきます。
塗装前の研磨が終わったらフレームに塗装をしますが3回塗るため最初はパラパラと塗っていくだけで十分です。
乾いたら2回目は色が決まるようにしっかりと塗ります。
最後の3回目で塗り残しが出ないようきれいに塗って乾けば完成です。
バイクフレームに塗る塗料
フレームを塗る際には粉体塗料が使われます。
粉体塗料は衝撃性に優れていながら柔軟性もあるため使いやすいです。
ガソリンや溶剤にも強いので粉体塗料が多く使われています。
それ以外にも2液性のアクリルウレタン塗料やダイヤモンドクリアコートといった塗料もありこれらはフレーム塗装に適した塗料です。
工夫をすれば缶スプレーでも塗料を塗ることができます。
ただしフレームはとても複雑に入り組んでいるので完璧に仕上げるためにはバイクのフレームをさかさまにおいて塗装をしなければならず意外と面倒です。
小さい傷の場合にはタッチペンを使って補修をすることもできます。
タッチペンは手軽に使えてとても便利ですし塗ることによって傷部分のサビ予防にも効果的です。