バイク磨きのコツ

バイクメンテナンス

バイクのメンテナンス

バイクのメンテナンスと聞くと、真っ黒になりながら作業をするバイク屋さんのメカニックの姿を思い浮かべる人も多いものです。
しかし、実際にはメンテナンスというのはそのような油まみれになってするものばかりではありません。

バイクを運転するようになると、多くの人がセルフメンテナンスに興味関心が出てきます。
これは、少しでもバイクの寿命を長くするために日頃からできるケアはしたいと思ったり、愛着のあるバイクを大事に乗りたいと思ったり、欲しいパーツを買うために少しでも節約できるようメンテナンスを依頼せず自分でできるようになりたいと思ったり、理由は様々です。
しかし、どのような理由であれセルフメンテナンスをすることは良いことであり、ぜひどんどんとスキルを身につけて行きたいものです。

セルフメンテナンスの基本、バイク磨き

メンテナンスと聞くと難しいことばかりを考えがちですが、バイクを磨くことも十分なメンテナンスです。
きちんと磨かなければバイクの汚れがそのまま落ちなくなったり破損や痛みの原因にもなります。
そこで、汚れたら拭くだけでなく、日頃から汚れがたまったりそれが何かを傷つけたりする前に取り除くことが重要です。

拭き取りをしていくと、ただのボディの汚れだけでなくオイル汚れも取り除く習慣がつきます。
目に見えるところだけでも定期的にしっかりと磨いておけば汚れが溜まりにくくトラブルを未然に防ぐことができます。

地肌作り

バイク用語の一つに地肌作りというものがあります。
ペイントされた外装パーツを磨いた時に、ポリッシングを行なって最後にワックスやコーティング材を用いて仕上げることです。
この地肌作りをしたボディといのは見た目にも一目でわかるくらい輝いて見違えるような姿になります。

クリアペイントがされているボディは、地肌作りをするとその仕上がりが特に美しいものになります。
ガソリンタンクの場合には、特にクリアペイント仕上げが施されているものが多く、磨き上げた後の姿は艶があり定期的なメンテナンスでそのツヤ感を維持することができ、美しい地肌作りができます。

それに対してクリアペイントが施されていないカバー類は地肌作りが難しいです。
下地を作るのが難しい理由として力の入れ具合が難しいのです。

クリアペイントがないために、直接ペイント部分を磨いていくことになります。
そのために力を入れすぎると傷をつけてペイントが剥げることになりかねないのです。

また、ペイントパーツのコンディションでも仕上がりが変わってきます。
ダメージがないボディならば下地づくりの成果がとてもよく反映されます。
そこで、少しでも傷がつかないように、購入後早いうちから下地作りを行うようにしておくことが望ましいのです。

便利アイテム

磨く際にはフィニッシングペーパーやカーワックス用のポリッシャーを用意しておくと仕上がりが美しくなります。
フィニッシングペーパーは地肌を作るために、作業後の拭き掃除に使うのはもちろんですが、作業前に表面の汚れを落とすためにも必ずしようしたいものです。

電動のポリッシャーはシガーライターに差し込んで使うためにパワーが強くないために初心者には使いやすいです。
逆に本格的なタイプのものだと力加減が難しくボディに傷をつける可能性もあるので、少しずつ試しながら使用するようにします。