シートの張り替え – バイク×DIY

乗っているうちに破れてしまうとバイクのシートは水や日の影響を受けてどんどんとスポンジが劣化してしまいます。
スポンジまで劣化してしまうとメンテナンスにプロの力が必要です。

そこでスポンジまでダメージが広がる前にシートの張り替えをしてみましょう。
難しそうに思われがちなバイクシートの張り替えですが意外と簡単です。
慣れてくればメンテナンスのためだけでなくオリジナリティを出すためにシートを張り替えて楽しむこともできるようになります。

バイクシートの張り替えのためにはいくつかの道具が必要です。
まずは張り替えるバイクシートですがシート用の合皮が販売されています。
ネット通販でも購入ができ2000円程度です。

シートは薄めのタイプもありますが厚めのものを選ぶと耐久性があります。
長さはシートのサイズを確認しそれよりも大きめのものを購入して余分な部分をカットして使うようにすると失敗がないです。

バイクシートのカットはハサミを使います。
普段の工作に使うものよりは大きめのキッチンバサミのようなもののほうが合皮はカットがしやすいです。

シートを固定するためにタッカーも用意します。
バイクシートの張り替えの場合にはタッカーの芯は4㎜から6㎜が使いやすいです。
古いタッカーを外すためにニッパーも用意しておきましょう。

最初に古いバイクシートをはがしていきます。
シートを裏返すとタッカーの芯があるのでニッパーを使って取り外すだけです。
すべてのタッカーが外れればシートは簡単に取り外せます。

次に新しいシートを取り付けるのですが最初にシートのサイズに合わせてカットが必要です。
最初の段階では細かくサイズを合わせる必要はありません。
だいたいのサイズに合わせてシートにタッカーを使って固定していきます。

タッカーを使う時にはしっかりとシートに押し付けて打つのがポイントです。
慣れるまではうまくできないこともありますがニッパーを使って取り外しができるので失敗したりシートの具合が悪かったりしたら何度か付け直して固定をしていきます。

途中でシートにしわが寄ることもありますが問題ありません。
シートの生地をしっかりと伸ばしながら止めていくとしわがなくなります。

この時一カ所だけ引っ張って伸ばして調整をするのではなくまんべんなく様々な場所からシートを引っ張って調整するのがうまく伸ばすコツです。
慣れるまではうまくいかず苦戦しますが一度タッカーで止めた場所も外して再度止めなおしをしていけば少しずつきれいな状態に仕上がるので根気強く作業を続けましょう。

タッカーで止め終わったら余っている部分のシートをカットします。
最終的にすべての場所をタッカーで止めたら張り替えは完了です。