自分でバイクのメンテナンスをする

自分のバイクを自分でメンテナンスすることは、バイクの楽しみの一つです。
メンテナンスと聞くと難しいように思う人も多くいますが、自分でできる簡単なものもたくさんあります。

簡単なことであれば、バイクをしっかり拭き掃除することもメンテナンスの一つです。
やはり、自分が手をかけて綺麗な状態、走りやすい状態を維持しているバイクというのは魅力的であり、もっといろんなところに出かけたいという気持ちも高まります。

また、バイクのメンテナンスを定期的に行えるようになれば、バイクの故障を防ぐことができ長く良い状態で乗れるようにもなります。
愛着が湧くだけでなく、故障も防ぐことができるので少しずつメンテナンス方法は身につけておいてそんはありません。

エンジンオイルの交換の準備

エンジンオイルはバイクが正常に走るために大切なものであり、メンテナンスの中でも特にできるようになりたいものです。
オイル交換という名前やオイルの油っぽいイメージから、自分でするのが難しく思われがちです。
しかし、実は慣れればとても簡単なもので、ガソリンスタンドやバイク屋での交換に比べてはるかにリーズナブルに行うこともできますから是非その方法は身につけたいものです。

エンジンオイルの交換は走行距離が5000キロメートル、もしくは年に２回の交換が目安です。
この交換頻度はよく運転する人は距離に準じ、乗る頻度は多いけれども走らない人は期間に準じての交換が理想的です。

エンジンオイルの交換には、新しいエンジンオイル、オイルフィルター、メガネレンチ、廃油受けバッド、軍手や新聞といったものを用意すれば十分です。
どれもホームセンターで購入できるものでありさほどお金もかかりません。

エンジンオイル交換の手順

エンジンオイルを交換する際には、まずエンジンを５回ほど回しておきます。
これは、エンジンが温まった方がオイルが柔らかくなり出やすくなるためです。
温かい方が良いからとエンジンをかけすぎるとやけどの原因になるのであまり温度を上げず、エンジンをかけた後は少し冷まします。

エンジンの温度が落ち着いたら、ドレンプラグを外します。
これが外れればオイルが出てくるので、外す前にオイルを受ける廃油受けを用意します。

ここで、廃油受けバッドがあれば、それに廃油を入れてそのまま処分をすることができ、油の処理が簡単にできます。
しかし廃油受けバッドを買い忘れたら、大きめの容器に新聞紙を敷いて処理をするのでも構いません。

オイルを出している間にオイルフィルターの交換も行います。
オイルフィルターは毎回交換する必要はないですが、フィルターが汚れればオイルタンクの中が汚れやすくなるので２回に１度は交換の必要があります。

また、フィルター交換と合わせてフィルターの部分に残っているオイルも掃除します。
袋ナットを外す際には気をつけないとねじ山を傷つけることがあるので注意をして行います。

場合によっては冷却フィンと当たってしまうものがあります。
この時、周囲を傷つけないようにマフラーを取り外すのが望ましいです。