プラグレンチの使い方

レッドバイク

プラグレンチの用途

バイクの整備に頻繁に使用される工具の一つにプラグレンチがあります。
プラグレンチは、六角形をしたプラグを開閉するために使用する専用のレンチのことです。

プラグレンチは自動車・バイク以外にも使用をされることがある一般的な工具ということもあり、ホームセンターなど工具を取り扱うお店に行くと、たくさんの種類のものが販売されているところを見かけます。
サイズの規格は13~24mmくらいまでありますので、工具を購入する前に自分が必要なサイズはどれか調べておいた方がよいでしょう。

通常の部品で使用をするときにはノギスなどでそのプラグの径を測ればすぐに必要なサイズがわかるのですが、プラグ自体がプラグホールの奥にあるエンジンプラグなどは簡単に計測をすることができません。

自分のバイクにどのプラグレンチが必要かについて簡単に調べる方法として、工具メーカーであるNGKのサイトを参照にするということがあります。
NGKでは国内で流通している車種からどのサイズのプラグが使用されているか一覧にして掲載しているので、車種名で検索をすればすぐに必要な製品がわかるはずです。

エンジンプラグは定期的に交換が必要になる消耗品であることから、一度自分のバイクがどの規格か調べて知っておくと急な故障に対応をすることができます。

なお市販されているプラグレンチは大きく分けて3種類です。
最も簡単なしくみをしているのが「単体使用タイプ」で、他に「エクステンション付属タイプ」や「ソケットタイプ」などがあります。

どれを選べばよいかは、どこでどういった目的で使うかによって最適なものが異なりますので、やはりそのあたりもメーカーの公式サイトなどから選ぶようにするとよいでしょう。

プラグレンチの使用時の注意点

バイクに設置されているスパークプラグの交換は、自分でできるメンテナンスの中でも比較的簡単な作業です。
ですのでメンテナンス初心者が自分でできるように、まずプラグレンチを購入してみるというのもおすすめです。

プラグレンチは手や通常のレンチが入り込めない奥に使用できるので、一つあると大変重宝します。
バイク用のスパークプラグはバイクショップやホームセンターで販売されているので、そちらで購入したものをプラグレンチで外したものと交換をすればすぐに作業は終わります。

プラグレンチは比較的柔軟に使用ができる工具なので、適当に購入をしても大丈夫なこともありますが、やはり正確に作業をするためにはあらかじめ適合するかどうかを調べておきたいところです。
プラグのサイズとレンチの径がずれているとプラグの角の部分がすり減ってしまい、次回以降の作業がやりにくくなってしまうので、回転をする前にしっかり噛み合った形状かを見てから使いましょう。