メンテナンスの難しさ

メンテナンスをする際に、多くの工具を用います。
そして、メンテナンスの時には細かなパーツを取り扱ったり、小さな隙間に手や工具を差し込む場面があります。
このような作業があるために、メンテナンスは難しい、不器用だとできない、手が大きいと不利、といったことを思う人がいます。

しかし、実際にはバイクに乗っていてメンテナンスをしているのはほとんどが男性です。
また、バイク屋でメカニックとして働いているのも男性ばかりです。
男性だからと言って細かなところが作業できないというわけではないのです。

このように男性が細かなパーツを交換できたり、作業がしにくいような狭い場所のパーツの取り外しができrのには理由があります。
このような作業を可能にしているのがピックアップツールというものです。

細かな作業に適したピックアップツール

サイズの小さなナットやワッシャーを外す際に、手が滑って外したパーツを落としてしまうということがあります。
このような時、地面に落ちていれば小さなパーツでも目を凝らして探して拾うことができますが、バイクの中に落ちてしまうと自分の手では届かないようなところに落ちてしまうことがあります。

このような時に使えるのがピックアップツールです。
ピックアップツールというのは細いケーブルの先にマグネットがついている工具のことです。
この工具を自分の指が届かないようなところまで伸ばして中を探ると、落としたパーツがピックアップツールの先にある磁石とくっついて取ることができるようになるのです。

工具ショップやホームセンターに行けばピックアップツールは置いています。
そして、その種類も豊富であり、磁石の強度が高いものや、より狭い場所に入れるように細いタイプのもの、目的の場所に届きやすいような先端が曲がるフレキシブルタイプなど、種類が様々です。
自分にとって使い勝手の良いものを選んで一つ持っておくと作業効率が上がります。

また、ピックアップツールは物が落ちた時に使う以外にも便利な使用方法があります。
それは、ピックアップツールにワッシャーやナットを運ぶことができることです。

小さなパーツを細かなところに置いてネジやナットを締めていくという作業はなかなか大変なことです。
そこで、いれたい部分にセットする作業をピックアップツールを使って行うと、正確にそしてまっすぐネジやナットをはめ込むことができるのです。