放射温度計の測定原理
世の中にあるあらゆる物体はその温度に応じたエネルギーを放出しています。
そこで、その物体から放出されたエネルギーを測定することでものの温度を測定するということができます。
放射温度計は、その原理を用いて物質から放出された赤外線エネルギーを集めて温度検出素子が入社した赤外線エネルギー量に比例した信号へと変換して温度を表示するものです。
一般的なアルコールや水銀を用いた温度計というのは熱伝導によって測定対象と温度計が同じ温度になることで測定するので、高温なものだと温度計とその物体とが触れることで壊れてしまったり測定しているその人も火傷をする危険性があります。
しかし、放射温度計はこの仕組みを使うことで、直接触れることなく温度が測ることができるのでエンジンやブレーキといった高温部分の温度も測ることができます。
バイクメンテナンスにおけるかに放射温度計の必要性
放射温度計があれば、高温の部分でも触れることなく温度の測定ができます。
また、レスポンスがとてもよく。測定温度範囲が広いことも特徴です。
そのため、クランクケースやシリンダ、マフラーといった測定する場所に温度計を触れさせることが難しい場所にも使いやすいです。
測定の際には極力正確な温度情報が欲しいというときもあります。
そのような時には温度計を少しでも対象物に近づけられればピポイントでの温度測定もできるようになり誤差を減らすことができます。
温度が高温になり過ぎれば、パーツに異変があるサインである可能性もありますし、作業をするにあたって触れることができる温度かを知ることができます。
このように作業をするにあたって、温度を知ることができればメンテナンスの際に怪我をする危険性を減らすことができますし、気になる部分を見つけることもできます。
AP簡易放射温度計
AP簡易放射温度計は、サイズが全長140×幅38×奥行93mmと小型ながらしっかりと温度測定ができる機能が備わっています。
トリガースイッチを引くと測定を連続して行うことができるので、場所を移動しながら温度の変化を確認することもできます。
また、手を離すとそのまま温度が消えるのではなく最終測定時点の数字を保持することができますから、温度の確認し忘れを防ぐこともできます。
測定部分を狙うのに便利なレーザーポインター機能が備わっていないですが、その分リーズナブルでありサイズも小型なので十分満足できる商品となっています。